ガン補完療法のすすめ


□ 命を生かす源としての代替療法


自然治癒力や免疫力を向上させるために、代替療法が選択されています。しかしながら、実際はガンの患者さんがそれによって生存率が高くなるかというと現実はそれほど甘くはないようです。追跡調査や統計を取ったわけではないのですが、どうも生き残る人には別のルールが働いているように思えてなりません。

ごく初期の小さな乳ガンの患者さんでまさかこの人が3ヶ月程度でなくなるわけがないというような人が手術以降、急速に悪化の一途をたどりなくなってしまう例がありました。
逆に全身に転移した末期の農家の患者さんで、「私は、本当に助かったよ。先生が言うには、ガンじゃなくて悪性の腫瘍だってさ。あと2週間もしたら退院できるからほうれん草の収穫に間に合うわ。」
もちろん、ガンも悪性の腫瘍も同じなのですが、前者の患者さんは高い学歴と繊細な神経の持ち主で、乳ガンであることもあり突然自分が死に至る病であるということを知らされたことがパニックを起こすほどのショックであったようです。強い抑うつ状態になり、自分は近いうちに必ず死ぬんだという信念にも似た思い込みと嘆きの海の中におぼれているかのように見えました。十年を経て後者の患者さんは元気でほうれん草を作りつづけています。あとから聞いた話しですが、ガンであってもなくてもとりあえず次のほうれん草の収穫をしなければならない。それが終わったら、その次のほうれん草の収穫もしなければならない。そう思っているうちに、気が付いたら10年たっていた。命は病気の深さや治療の精度や医者の腕のよさに必ずしも比例しないということです。
命の本体はおそらく本人の生きようとする意志にあり、かなり強烈なエネルギーを伴った意志であれば、末期ガンであっても生きつづけることが可能なのであると思います。それは個人個人でまったく違ったものであり、ある人が山登りでそのエネルギーを引き出せたからといって他の人が山登りで同じエネルギーを引き出せるものではありません。大きく言って、代替療法はその人の生きるための強烈なエネルギーを引き出す手段であるといっていいでしょう。ですから当然ここに言葉で表現できないことも多いのです。
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