ガン補完療法のすすめ


□ ガンと新プロポリス療法の試み


名医74人がすすめるガンに効くプロポリス全書―驚異の飲用処方箋(講談社)からの当院記述部分です。

村尾則広(むらお・のりひろ)
東洋医学臨床センター(埼玉県大宮市)院長・専門/東洋医学


●プライベートブレンドのプロポリスで効果をあげる

医療ミスや薬害あるいは医師の対応の悪さなどが指摘される昨今ですが、きょうもどこかで医師や医療に対する不信感を抱く患者や家族が悩んでいます。そうした現実を医療現場で見てきたのが、東洋医学臨床センターを開業して七年になる村尾則広院長です。開業以前は、埼玉県立がんセンターをへて、帯津三敬病院(埼玉県)の東洋医学科に三年半勤務していました。同病院の帯津良一院長は、人問が本来もっている自然治癒力は「心の医療」によって高めることができるというコンセプトで、西洋医学のほかに漢方薬や気功といった東洋医学、あるいは食事療法、プロポリスなどの健康補助食品なども取り入れた治療を行うことで知られています。村尾院長は、同病院で、「心の医療のあり方」を実践、かつプロポリスを用いて患者を治療ている現場にいました。そうした経験を生かして独立。同院長は患者の話をよく聞くことが心の医療につながると考え、そのやり方を面接治療と呼んでいます。

●プロポリスによる補完的な療法

村尾院長のところに来る患者の大半はガン患者です。入院中、術後すぐの場合、本人もしくは家族が来院するケースもあります。また、退院して二年後に再発を心配して訪れる人も大ぜいいます。そうした患者に、院長はじっくりと話を聞いて対応します。
「当院は、補完的療法として、プロポリスを含めたプログラムを提供しています。抗ガン剤の副作用の低減や、放射線治療のダメージを極力減らすこと、術後の回復を早めること、再発の不安を減らし、予防的なライフスタイルを学ぶことなどをすすめています。患者さんも、プロポリスに奇跡的な薬効を求めるのではなく、強力な代替療法の選択の一部としてきちんと認識し、使い分けているようです」
プロポリスをガン治療の柱にしていて、村尾院長が独自に開発したプロポリスを病気や症状、患者の体質に合わせてブレンドしたものを用いて治療するのが特徴です。
「肝臓ガンとC型肝炎の患者さんには、ハチミツにプロポリス、花粉、ローヤルゼリーをブレンドし、個人の状態と体重によって量を変えます。こんな例もありました。ある大学病院で五センチの肝臓ガンと診断された患者さんがいました。当初、ガンが手術しにくい部位にあったので、カテーテルで抗ガン剤を注入する方法で治療を始めました。しかし、肝臓の血管を傷つけてしまい、とりあえず抗ガン剤を飲むことになりましたが、胃腸がとても敏感でどうしても抗ガン剤を飲むことができませんでした。この患者さんはプロポリスを飲んでみたいということになり、大学病院で処方された抗ガン剤は飲みませんでした。
驚いたことに、一ヵ月で腫瘍は四センチ以下になり、八ヵ月を過ぎるころには二センチくらいに縮小。一年二ヵ月後には、かつて腫瘍があったとされる部位はガンの影が残るだけになり、主治医は、「こんなことがあるなんてとても不思議だ、いずれにしてもあなたの肝臓ガンは退縮したうえに活動していません。とにかくよく頑張って抗ガン剤を飲みましたね!」(実は飲んでいない)といわれ、検査結果や、画像診断の結果も正常になりました」
このように、よい面での結果が多く出るケースも多く、院長自身が細かな症状の観察とデータの分析を行い、症状の変化に応じてプロポリスの飲用量やブレンドの方法を変えています。こうした工夫をするようになった理由とさらに具体的な処方を聞いてみました。

●プライベートブレンドのプロポリスづくりが治療成績向上につながる

帯津三敬病院時代からの知り合いの患者が、肺ガンが悪化して手の施しようがなくなり、酸素吸入器を使うのみで、あえぎながら亡くなるのを見守るばかりでした。
それ以来、ハチミツ、ローヤルゼリーなどによるアピセラピー(ミツバチの産物を使った自然療法)だけでは改善、治癒は困難であると考え、各ガンの部位やタイプによって、ほかの自然療法と併用することにしたそうです。
「たとえば、肺ガンの場合、AHCCとの併用が有効なようです。またアメリカではエイズ(HIV免疫不全症候群)に対するエキナセア(北米産ハープ)の大量投与などの情報もあります。
胃のスキルスガン、進行性乳ガン、白血病、各種末期ガンには、プロポリスを主として、ほかの民間薬などをブレンドすることによって、ときに驚くべき成果をあげています」
さらに次のような工夫も試みています。
「プロポリスやほかの自然療法に反応が著しく悪い患者さんや乳ガン、子宮ガンの患者さんは一般的に体温が低く、血圧や基礎代謝なども低いことから、平均の基礎
体温が上がったところで、プロポリスを飲んでもらうのが効果的だということもわかりました。肝臓ガンでは田七人参や霊芝との併用、前立腺ガンでは花粉の大量摂取とプロポリスを併用しています。痛みを伴う場合には、ミツバチのハチ毒をブレンドして、生姜を加えたニュージーランドで開発されたアルフレックスというプロポリス入りハチミツを使っています」

こうした患者ごとに独自のブレンドのプロポリスをつくって用いている例は珍しく、しかも治療成績もあげているのです。ドイツには「触れ合い医学」という言葉があります。検査の数値によって患者をみるのではなく、こうした患者との触れ合いに
よって、治療をすすめていくことで信頼関係も高まり、それが患者の自然治癒力を引き出すのに大きく貢献しているのではないか、と村尾院長は考えています。
村尾院長がブレンドするプロポリスは、原産地にもこだわります。ミツバチが集めてくるプロポリスの起源となる植物の種類も、今はある程度特定されていて、たとえば、ブラジル産はユーカリやパラナマツ系が多く、ヨーロッパ産はアカシア系な
ど産地によって違いがあります。しかし、今のところ、産出国や起源植物により、プロポリスがどの病気に有効かといった成分分析や医学的な証明はありません。
しかし村尾院長は、ヨーロッパ各地の薬局などを回り、実際に使われた症例や文献を集めて研究しました。
その結果、たとえば、「アカシア系が多いヨーロッパ産のプロポリスは、中耳炎や蓄膿症などの人や耳鼻咽喉科系の病気に有効で、水虫や口腔粘膜炎症にはイタリア産のプロポリスを使うとよい結果が得られます」
といいます。こうして、プロポリスをべースにしたさまざまな治療法を試みるために、村尾院長は世界中からプロポリスを集めています(一部患者自らが持参するものもある)。
ハチミツは四国産のレンゲ、ローヤルゼリーは台湾産、花粉はスペイン産のオレンジをブレンドしますが、前立腺障害の患者には花粉を多めに混ぜるなど、患者の症状にあったプロポリスを使うように工夫をして、治療を続けています。
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